moaイベントアニメ(MOE)について

moaイベントアニメ(以下MOE)とはモーションアクセラレータ(以下moa)のイベント番号を
キーフレーム方式で発行できるようにしたアニメーションのことです。
マルチレイヤーモーション(ボーンごとに異なるモーションを再生すること)やアイドリングモーションの変更にも対応しています。

MOEを使う利点はアニメの作成が簡単になることです。
他のソフトで良くみられる形式は動きを全て姿勢のキーで作成しないといけませんが
MOEの場合はあらかじめパターンとなる短いモーションを複数作っておき
それをイベント番号で変化させることによってアニメを作ります。
モーションとモーションの間は自動的に補完されてなめらかに表示されます。

イベント番号とモーションの関係はmoaで定義します。
moaのことをご存じでない方はまずrdb2_MA.htmをご覧ください。



MOEはモーションウインドウの「MOE」タブを選択して設定を行います。
図1はMOEタブを表示したところです。


図1:MOEタブ


MOEタブはmoaを読み込んだ状態か、あるいはモーションを読み込んでいてmoaのアイドリングモーションの設定を完了した状態でないと
表示できません。

図1に示すようにMOEタブにはlist, notlist, MoeElemの3つのリストボックスがあります。
listリストボックスにはlistコンボボックスでボーンを選択し、「加」ボタンを押すと追加できます。
同様にnotlistリストボックスにはnotlistコンボボックスでボーンを選択し「加」ボタンを押すと追加できます。
listから削除したい場合はリストの項目をマウスで選択した後に「消」ボタンを押します。

listにはeventnoを設定したいボーンを指定します。
指定したボーンとその子供のボーンにeventnoが発行されます。

notlistにはlistに含まれているボーンの内、eventnoを発行したくないボーンを指定します。
指定したボーンとその子供のボーンがeventnoの影響を受けなくなります。
notlistの設定はlistの設定より優先されます。

eventno, IdlingMotion, list, notlistのデータのまとまりをMoeElemと呼びます。
これらの項目を設定したらMoeElemのリストの横の「加」ボタンを押します。
そうするとキーが作られキーの中にMoeElemが作られます。

list, notlistに項目を指定しただけではキーは作成されません。
必ずMoeElemの横の「加」ボタンを押してください。

1つのキーの中には複数のMoeElemを格納できます。
つまり上半身にイベント1を発行するMoeElemと下半身にイベント2を発行するMoeElemを1つのキーに含ませることなどが出来ます。

ただしIdlingMotionは1つのキーについて1種類しか指定できません。


アニメを作成する際にはまず「設定」ボタンを押してアニメの名前とフレーム長を決めます。
図2は「設定」ボタンを押したときに出てくるダイアログです。


図2:設定ダイアログ

補間法は無視してください。


MOEアニメの読み書きは「File」メニューで行います。moeという拡張子のファイルになります。
MOEの保存時にはmoaは保存されないので別途moaも保存するようにしてください。

MOEアニメは複数同時に読み込み、切り替えることが出来ます。
アニメの切り替えはメインウインドウの「MOE」メニューで行います。
図3に「MOE」メニューを示します。


図3:MOEメニュー


MOEタブのスライダーを動かした時のシーンは
カメラ、GPAのそれぞれのタブでのスライダーの位置でのカメラとGPAの状態固定でMOEのアニメが行われます。

プレビュー中はそれぞれのタブの表示開始フレーム、表示終了フレームに基づいて全てが変化する状態を見ることが出来ます。
表示開始フレーム、表示終了フレームはそれぞれのタブの「設定」ボタンを押して設定します。

MOEアニメのキーを1つでも作ると
基本操作タブ、カメラタブ、GPAタブでのプレビューはMOEを反映したものになります。
基本操作タブでのモーション単体のプレビューをしたいときは、キーが一つもないMOEアニメをMOEメニューで選択しておきます。
キーがひとつもないMOEはMOEメニューの「新規空アニメ」で簡単に作成できます。





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