Xファイル出力時の注意


RokDeBone2上ではうまく表示出来ているのに、Xファイル出力したらDirectXのビューアーで見れなかった
などという現象がおこることがあります。
このような事態を避けるためにいくつか注意事項を書きます。


1、DirectXのバージョン
RokDeBone2の出力するXファイルはDirectX9.0c用のものです。
それより古いDirectXのViewerで見ようとするとエラーになる可能性があります。
ちなみに開発に使用しているSDKはDecember2004です。
SDKにはMViewのソースが付いていますが、これをコンパイルして使用する際には注意が必要です。
デバッグビルドしたMViewでRokDeBone2の出力したXファイルを見ると、ポリゴンが欠けて表示される場合があります。
これはリリースビルドすると直ります。MViewはリリースビルドのものを使用してください。


2、ボーンの有無
Xファイル自体はボーンのないファイルも可能なのですが
RokDeBone2ではボーンの無いXファイルには対応していません。
Xファイル出力する前にボーンを入れてください。


3、影響度の問題
1つのボーンの影響も受けていない頂点が存在すると、Xファイル出力したときに不正なファイルになり読み込めなくなります。
RokDeBone2で1つのボーンの影響も受けない頂点が作成される原因としては
「影1」機能でルートボーン(一番親のボーン)を影響を受けないボーンに指定した場合や
「影3」機能で影響ボーンを削除した場合などです。
このような頂点が存在するかどうか確認したい場合は「影3」ボタンを押してください。
1つのボーンの影響も受けない頂点は黒色で表示されます。
黒い頂点が存在する場合はその頂点にすくなくとも1つはボーンの影響を受けるように設定してください。


4、名前の問題
RokDeBone2ではパーツやボーンに同じ名前のものがあってもエラーになりませんが
Xファイル出力する場合には不具合の原因になります。
階層構造エディタで名前がかぶらないようにリネームしてください。
ありがちなのは表示パーツと同じ名前のボーン名があることです。
同じ名前があると不具合が起きますので注意してください。

ボーン名には自動的に末尾に「_Joint」と付加されますので
表示パーツと同名のボーン名があっても大丈夫です。
また、名前にすべて日本語名を使用している場合は心配する必要はありません。
日本語名は自動的にアルファベットの固有の名前に変換して出力するようになっています。
ですがテクスチャファイル名は日本語は不可です。
テクスチャファイル名に日本語を使った場合は不正なXファイルになります。


5、出力スキップ機能
階層構造エディタのチェックボックスにチェックを入れたボーンのモーションは
出力しないようになっています。



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